2020年12月18日金曜日

6年生 理科「火山灰の観察」

 「火山灰」、よく鹿児島県の桜島が噴火したニュースが流れた時、「車のフロントガラスに火山灰が降り積もっています。」と言った記事を耳にします。

 「灰が降り積もる。」という言葉は、なんとなくピンとこない言葉です。一般的に灰と言うと、「軽い」「ゆらゆらする」「やわらかい」「サラサラ」といったイメージがありますが、実は、火山灰は「重い」「どっしり」「固い」「ザラザラ」なのです。

 今回の理科の学習では、そんな火山灰を顕微鏡で覗いてみました。すると、そこには、肉眼ではぜんったいに見えない、火山灰の世界が広がっていました。火山灰は「粒」だったのです。小さな小さな石の粒。しかも、何とも言えないカラフルな色。光が当たったその姿は、とても神秘的でした。粒になると、子供たちは「重い」という感覚を浮かばせます。ここで、初めて「火山灰が降り積もる」という意味が分かってきていたようでした。