東京教師道場は、東京都教育委員会が平成18年度(2006年度)から実施している研修事業で、東京都公立学校の児童・生徒の学力向上を図るため、東京教師道場の部員となった教員は2年間にわたる授業研究等を通して、リーダーの教員等から継続的に指導・助言を受け、自身の授業力や教科の専門性を一層高めるとともに、他の教員の指導的役割を担うことができる資質・能力を磨くことを目的としています。
6の1では5校時に、東京教師道場の部員となった教員が研究授業を行いました。
社会科の「明治の新しい国づくり」の単元で、開国による人々の暮らしの変化や新しい政治を目指す動きを調べ、武士の世の中が終わった経緯をとらえる学習をしていました。
子供たちは「なぜ江戸幕府は滅びたのか」について、資料を基に調べたり、時代の変化を読み取ったりして、個人やグループで考え合い、表現し合いながらしながら追究していました。
授業終了後、東京教師道場を担当している東京都教職員研修センターの教授2名と、東京教師道場のリーダー2名、部員12名が集まって、研究協議を行っていました。
協議では、資料の精選と提示などの工夫は適切であったか、児童が主体的に問題意識をもって課題を追究できる指導過程となっていたか、などについて意見を出し合い、よりよい授業づくりについての考えを深めていました。