「火事です!管理員室から火事です!」先生方の伝言で火事の通報が伝わっていきます。子供たちは「え、本当?」「まずいんじゃない?」と口々に言いだし、動きがぴたりと止まりました。担任が「火事!防災頭巾かぶって!避難するよ。あ、窓を閉めて、カーテンを開けて!じゃ、廊下に出ながら並びます。」と冷静な指示を出すと、動きの止まっていた子供たちは、ほっとしつつ、速やかに避難をします。
訓練の後には、「『火事です!』の声を信じて動きましたか?本当の火事でも、訓練でも、それを信じて逃げることで損はありません。どんな放送、お知らせも、命に係わるときは、まず信じて行動しましょう。」「放送の合図が鳴ったら、動きを止めて、放送に耳を傾けます。」という振り返りを聞き、子供たちは避難訓練のみならず、日頃からの防災についても、改めて意識を高めているようでした。