2024年5月22日水曜日

5月22日(水)校内研究授業(5の1)

 5校時、5の1は校内研究授業で、国語科の「言葉の意味が分かること」の学習を行いました。

今年度の研究主題「自分の考えを深め、表現できる児童の育成」に照らし合わせ、本単元では「説明文の要旨をまとめる方法やまとめるポイントを理解し、目的に応じて要旨をまとめることができる児童」として指導計画を立てました。

そして、研究主題に迫るために(1)主体的な学びのための手立て (2)対話的な学びのための手立て (3)深い学びのための手立て (4)要旨をまとめる力を付けるための手立て をそれぞれ取り入れました。

(1)主体的な学びのための手立て

 第三時では、「見立てる」の学習を想起させながら、「筆者が伝えたいことの中心は何だろう。」という問いに対する考えをもたせる。児童の考えの違いから学習計画を立てさせ、主体的に学習に取り組めるようにする。  

(2)対話的な学びの手立て

 要旨を自力でまとめた後に、グループや全体で話し合う時間をとる。それぞれがまとめた要旨を読み合い、共通する言葉や文を確認したり、なぜその言葉や文を要旨に入れたのかについて話し合ったりする。自力解決後に話合う時間を取ることで、進んで話したいという意欲を高めたり、その中で、要旨をまとめる時のポイントを理解したりできるようにする。

(3)深い学びのための手立て

 本時(第7時)では、要旨をまとめたり、全体で話し合ったりした後で、要旨をもう一度まとめる(再構成する)時間を設ける。前時までの学習や、友達と話し合ったことを関連付けながら、再度要旨をまとめることで、要旨を捉えたりまとめたりする際に大事なポイントを確実に押さえられるようにする。

(4)要旨をまとめる力を付けるための手立て

①具体例や具体物を活用しての読み取り

 要旨を捉える際には、内容の読み取りが欠かせない。本教材は、図とともに説明が展開されている。図と文章とを照らし合わせながら読み、生活経験と結び付けながら文章に合う具体例を考えたり、図に示された動作を実際に行いながら読み取ったりすることで、内容の読み取りを確実に行い、要旨を捉えられるようにする。

②要旨のまとめ方(ヒントカード)の提示

 要旨をまとめる際に、まとめ方が分からない児童がいると予想されるため、ヒントカードを準備する。キーワードを示したり、要旨をまとめる際の文型を示したりすることで、まとめやすくする。また、児童の実態によっては、穴埋め形式のヒントカードを用いることで、要旨を書けるようにする。

研究授業の様子です。