2020年11月20日金曜日

6年生 土地のつくり 国分寺崖線から

  国分寺市には、都内、いや、もしかしたら全国に誇れる「ハケ」があります。大昔、多摩川が削った崖の上に三小はあります。子供たちは、三小が崖の上にあるという感覚はないのですが、武蔵国分寺公園に行ったり、府中街道に出たり、国分寺駅から小金井方面に伸びる道路を進むと、あらゆるところに上り坂、下り坂があることを思い出し、改めて、国分寺の地形は「ハケ」が関係している、ユニークな土地なんだと実感していました。

 その「ハケ」の崖下には、きれいな水が湧きます。環境省の名水百選にも選ばれた「お鷹の道湧水群」も、その一つです。そこで、理科の「土地のつくり」の学習を始めるにあたって、「ハケ」の中はどうなっていて、なんできれいな水が湧くのかを考えました。

 そこで、崖の途中がどのような仕組みになって、何が積み重なっているのかを考え、実際にホームセンターで売っているもの(石灰、木炭、腐葉土、コケ)と学校の中にある砂や土、砂利を使ってろ過装置を作ってみました。子供たちは、絵具の色水をろ過することに夢中。ろ過した水ばかりに目が行きますが、実は、ペットボトルの中にはきれいな地層ができていました。そこから、「土地のつくり」の授業がスタートです!