2023年10月27日金曜日

10月27日(金)くらやみ祭の出前授業(4年生)

 4年生を対象に、府中市郷土の森博物館 前館長の小野一之 先生をゲストティーチャーとしてお招きし、「くらやみ祭」の学習を行いました。

2校時は2組と4組が、3校時は1組がお話を伺いました。


国分寺と府中は、はるか昔、今から1300年ほど前の奈良時代から深いつながりがあります。

その頃の国内は60ほどの国に分かれていましたが、その一つが武蔵国で、現在の東京都と埼玉県のほぼ全域と横浜市、川崎市の大部分を含む広大な国でした。

その政治の中心地「国府」は現在の府中市に置かれ、隣接する国分寺市には、国家の平安を祈念して建てられた国立の寺院「国分寺」が置かれました。

国府と国分寺は、古代の都市計画に基づき創建された政治、経済、文化の一大センターとして、車の両輪のように機能していたのです。

「くらやみ祭」が行われる大國魂神社は、大國魂大神[おおくにたまのおおかみ]を武蔵国の守り神としてお祀りした神社です。

この大神は、出雲の大国主神と御同神で、大昔武蔵国を開かれて、人々に衣食住の道を教えられ、医療法やまじないの術も授けられた神様で、俗に福神又は縁結び、厄除け・厄払いの神として著名な神様です。

「くらやみ祭」は、今から1000年〜1300年前、武蔵国の国府で行われた「国府祭」が始まりとされています。

かつて尊い神様を直接見ないよう、暗闇の中で「神輿渡御」を行ったことから、その名がつきました。

毎年4月30日〜5月6日に行われており、4月30日の汐盛りと呼ばれる神事「品川海上禊祓(みそぎはらえ)式(汐汲み・お浜降り)」から始まり、多くの行事は、5月3日〜6日に行われます。

2校時、4の2,4の4







3校時、4の1