感じ方や考え方が違う一人一人が、より良い関係を築いていくためのはじめの一歩になってほしいと願っています。
「スリーヒントクイズ」では3つのヒントからどんな答えになるかみんなで考えました。 「①赤くて、②丸い、③果物は?」というクイズに対して、子供たちは「りんご!」「さくらんぼ!」いろいろな答えが出されました。答えは一つではないことやそれぞれ感じ方が違うけれども、みんな違って当たり前であること、みんながすべて同じであったら面白くないといった感想も聞かれました。
次は「ブラックボックス」クイズです。子供たちが担任の先生へ箱に入っているものについてヒントを伝えます。
子供たちは答えを言いたいのをぐっとこらえ、一生懸命に先生へ分かりやすいヒントを出していました。
なかなか答えが出ないのですが、子供たちは粘り強くヒントを出し続けます。
「黄色いもの!」というヒントに先生は「レモンかな~?」「違う違う!道に落ちていたらツルっとすべるものだよ!」「おさるさんも大好きなもの!」たくさんのヒントで最後は「バナナ」と正解が出され、子供たちの大歓声が上がりました。先生からは「みんながやさしくヒントを教えてくれたから、答えることができた」と話していました。
授業の最後の振り返りの時間では、廊下を走る友達にどんな言葉かけをするのがいいか考えました。「廊下を走っちゃダメ!」と強く伝えるよりも「廊下を歩こう!」と伝える方がいいこと、さらには「一緒に歩こう!」と伝えたらもっとみんなが仲良く、楽しく学校生活を送れると、1年生とは思えないような素敵な意見も出されました。