東京教師道場は、東京都教育委員会が平成18年度(2006年度)から実施している研修事業で、東京都公立学校の児童・生徒の学力向上を図るため、東京教師道場の部員となった教員は2年間にわたる授業研究等を通して、リーダーの教員等から継続的に指導・助言を受け、自身の授業力や教科の専門性を一層高めるとともに、他の教員の指導的役割を担うことができる資質・能力を磨くことを目的としています。
5校時に5の4で、東京教師道場の部員2年目の教員が研究授業を行いました。
社会科の「森林とともに生きる」の単元で、森林資源の分布や森林の様子の変化に着目して問いを見いだし、学習問題をつくり、予想をもとに学習計画を立てて解決の見通しをもつという学習をしていました。
子供たちは「どのように森林を守っているのか」について、資料を基に考えたり、年月の経過による変化を読み取ったりしながら、考えを出し合っていました。
授業終了後、東京教師道場の同じ班の部員4名と、本校の教員が集まって研究協議を行いました。
協議では、子供たちが学習問題をつくるに当たっての指導の工夫や留意点などについて意見を出し合い、よりよい授業づくりについての考えを深めました。
社会科を専門教科とする本校の指導教諭が講師となり、道場部員の研究主題である「主体的に学習の問題を追究・解決する児童の育成」に関する2年間の研究成果の価値付けや、学習問題を成立させるためのスキーマ、より価値の高い教育研究を進めるための3つの大切なこと(①言葉を定義する ②内容を焦点化する ③評価を相対化する)などについて、具体的に分かりやすく講話してもらいました。
東京教師道場の担当教授の先生、リーダーの先生、講師を務めた本校指導教諭、部員の先生方、どうもありがとうございました。